CF-IDE/HUBコンバータ基板 (SOL101-0 Eee PC 4G用)


今回、tie2's labo.にてご紹介頂いたEee PC改造用変換基板の説明のためブログを立ち上げ
ました。
この改造は、かなり高度な技量を要するためベテランのかた向けの要点のみの説明にとどめ、
詳細な説明では無いことをお断わり致します。

基板製作の経緯
●tie2's labo.にアップされたmaoさんの解析や、Eee PCにCFカードを内蔵する改造記事に
 興味を持ち、プリント板化を計画しようやく完成しましたので発表させて頂きます。
●お二人のご協力によりこの基板の完成に漕ぎ着けたことを感謝いたします。
●また、海外よりMini-PCI Express コネクタを提供して下さったMikeさんにも感謝いたします。

基板の概要
●CFカードをFLASH_CON経由でIDE接続するための、maoさんによる端子解析や回路などは
 tie2's labo.で既報の通りです。
●4ポートのUSB HUBを内蔵しています。(maoさんのアイディアによる)
 (HUB回路を搭載しない場合は、FLASH_CONのUSBポートの信号を取り出すことが出来ます)
●起動ドライブをSSDまたはCFに切り替えられるスライドスイッチが搭載されています。
●SATAの端子には未対応です。
●CFカードの動作確認は、国内で販売されたEee PC 4Gで行ないました。
  ・Transcend 266x 8GBを使用し、ウルトラDMA モード4 で認識し問題無く動作する事を
   確認しました。
  ・限られたCFカードでの動作確認なので、他のカードで相性問題が発生する恐れがあるかも
   知れません。
  ・Eee PC 900では、オンボードのSSDとの相性と思われるエラーが発生する事が確認されて
   います。(6月5日現在)



基板の説明
■表面



・CFコネクタは、取り付けに若干の加工が必要です。(後述)
・右上のSW1は、マスター/スレーブの切替用スライドスイッチです。
  写真の状態では、この基板上のCFカードがマスターの起動ドライブとなります。
・スライドスイッチの下側は、USB HUB 4ポートの端子群です。(USB1-4)
  USBフラッシュメモリ、Bluetooth、ワンセグチューナなどUSB機器を4個まで接続できます。
  HUBは、各ポート毎に最大500mAまで取り出せる設定になっていますが、PC本体から電源を
  供給しているため大きな電流を消費する機器を接続するとPCの電源が壊れる恐れがあります。
・USB用の電源+5Vは、ここの+5Vと表示された端子にPC本体から接続します。


■裏面



・GENESYS GL850Aを使用した4ポートUSB HUBの回路部品が搭載されています。
・主な使用部品は、以下の通りです。
  C,R---1608サイズ
  IC-----GL850A QFP 48Pin(P=0.5mm)
・このサイズの部品を手付けで組み立てるため、半田に手馴れた方むけです。

■基板止め用スタッドの取付け



・EeePC本体を開けマザーボードに基板止め用スタッドを半田付けします。
・H22,H23とシルク印刷されたランドの半田を半田吸取り線などできれいに吸取ります。
・この作業のランドはグランドパターンに接続され熱容量が大きいのと、鉛フリー半田が使用されて
 いるため熱容量が大き目の半田ごてが必要です。
・スタッドの半田付けは、二本の半田ごてを使って行ないました。
・スタッドは、加工屋さんへの注文も考えましたが今回はコストダウンのため市販品を使いました。
・市販品には丁度良い高さ(3.55mm)のスタッドが無く、写真の様にスタッドの上には高さ調整用の
 M2平ワッシャーが各二枚必要です。
・左側に見える赤い線は、USBの電源+5V用です。

■Mini-PCI Express コネクタの取付け



・この改造の中で、この作業が一番難しい半田付けかも知れません。
・海外品等でこのコネクタがマウントされたEeePCをお持ちの方はラッキーかも・・・・・
・マザーボードのFLASH_CONパターンにMini-PCI Express コネクタを取付けます。
・先ずFLASH_CON部のランドの半田を半田吸取り線などできれいに吸取ります。
・Mini-PCI Express コネクタの半田付けは、近くに大きなタンタルコンなどの部品があるため
 難しいです。(特に1~15Pinの奇数側)
・半田付けには、フラックスと先の細い半田ごてを使用しました。
・コネクタの43Pin(NC Pin)をマスター/スレーブの切替信号に使用しました。
・内蔵SSDのコントローラ SM223の65Pinに接続された0Ω抵抗を取り去り、コネクタの43Pinと
 ジャンパ線で配線します。
・写真の緑色のラッピング線がジャンパー線です。
・右側の赤い線は、USBの電源+5V用で安全のため古いマザーボードから取外したヒューズを
 入れました。

■CFコネクタの取付け



・CFコネクタは、そのまま素直に取り付けるとCFカードの先端がメモリとぶつかります。
・CFコネクタの先端を約0.5mm程度浮かせるよう止め金具を曲げ加工します。
・CFコネクタの端子側を半田付け後、本体に組み込んで隣のメモリとの当たり具合を確認し
 止め金具の高さを微調整後半田付けを行ないます。
・CFコネクタの先端がメモリのチップに軽く触る程度の高さにします。
  浮かせ過ぎるとCFカードの先端が蓋とぶつかります。

■組み込み状態



・底面ケースの仕切りは切取る必要があります。
  金ノコの細いタイプでギコギコしました。(チョット勇気が必要です)
・基板の止めはM2のナットで行ないます。
・CFカードは、蓋を開けることにより簡単に取外すことができ交換も容易です。

■組み立てに使用した工具たち



・おおよそこのような工具たちを使用しました。
  小さいビンには、フラックスが入っています。
  右上の黒い箱は、自作の導通試験ブザーです。(端子電圧:0.4V DC)
  左下は、半田ごての温度調節に使用しているトライアックを使用した可変電圧器です。
  あと、写っていませんが金ノコやアルコールも使用しました。
・バイザー型ライト付ルーペは、細かい物が見えにくくなった目(老眼とも言う)には必需品です。
  ヤフオクで1円落札(でも荷作り送料がチョット高い)
  安いので心配しましたが、LEDライトも付いており結構使い物になります。

■部品キット



・少量ですが余剰分があり、近くYahoo!オークションで頒布する予定です。
・部品集めの手間を省くため写真のような部品キットにしました。


■この改造を行なう上での注意
・この改造を行なうとメーカの保証を受けられなくなります。
・この改造は、かなり高度な半田付け技術を必要とします。
  学校の授業で数回の半田付けを経験した程度では難しいと思います。
  0.5mmピッチのQFPや1608サイズのチップ部品の半田付けが問題なく出来ること。
  熱容量を考慮した半田ごてが使用できること。
・この改造を行なった事により不具合が発生しても自己責任として解決出来ること。

by soltec41 | 2008-06-05 16:14 | Eee PC 4G-X

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