HP Compaq t5740 / t5745 の改造(SOL313-0) == その2 ==
今回は、主に SOL313-0 SATA-mSATA Converter基板に付いて記します。
●t5740 の中古品を昨年の後半に入手しました。(確か数千円で)
●調べてみると t5740 と t5745は OS の違う兄弟機のようで、同じように
改造が可能と思われます。
●例により、内部に未搭載状態のコネクタや空きパターンがあると、そこを
埋めてみたくなる悪い癖で
・WLAN の搭載テストや
・mSATA SSD の搭載
・その他の改造などに挑戦してみます。
●当然、HP Compaq の商品意図から外れた自己流の改造なので
自己責任満載での挑戦なのでご注意下さい。
■SOL313-0 SATA-mSATA Converter基板


・ 新たに作った SOL313-0 SATA-mSATA 変換基板です。
・SATAコネクタは、形状が垂直マウントのものを入手できなかったので
サーフェイスタイプのものを加工して使用しています。
(部品入手は超少量生産のため毎度苦労します)
・回路的には、従来の変換基板と変わりは無く、電源は本体の3.3Vを使用します。
・形状が t5740 / t5745 専用のため他のPCには使用できないでしょう。
■スペーサ交換のための分解

・オリジナルのスペーサは、ネジ止め式では無いので振動が多いところで使用すると
SATAコネクタが抜ける恐れが有りそうです。(振動の多い車載などで
使用しなければオリジナルのスペーサでも問題無いと思いますが・・・・・)
・スペーサの交換には、マザーボードを取り出す必要があります。
1)黄色丸しるしのネジ6本を外し、2個の放熱器を取り外します。
2)青丸しるしのネジ5本を外し、シャーシからマザーボードを取り外します。
■スペーサの取り外し


・黄色丸しるしのスペーサを取り外します。
・スペーサ先端の広がった部分をラジオペンチやピンセットで窄めると
外すことが出来ます。
■取り外したスペーサ

・取り外したスペーサです。
■交換するネジ止め式スペーサ

・マザーボードの信号パターンが近いので金属製では無く、絶縁性のある
樹脂製のスペーサと樹脂製のネジを使用します。
・スペーサは、M3の六角で高さは11.0mmです。
■ネジ止め式スペーサの取り付け


・マザーボードの底面から樹脂製のスペーサをM3の樹脂ネジで止めます。
■SOL313-0 変換基板の取り付け

・マザーボードを本体に組み込み、放熱器を取り付けます。
(放熱器の放熱グリスをメンテナンスしておきましょう)
・SOL313-0 変換基板をM3の樹脂ネジで止めます。
・オリジナルのスペーサではぐらついていましたが、ネジ止めのため
しっかり固定され安心して使用できます。
・
(BIOSの設定で起動ドライブの変更は出来ないようです)
== その3 == で訂正します。(2015/05/29)
■t5740 のパフォーマンス

・CPUが非力なAtom N280 のためプロセッサの数値が一番低いです。
・ディスクの転送スピードのスコアは、mSATA SSD のおかげ
で高い値になりました。
・以前改造した t5730 に比べると SATA2.0 で動作しているので
ストレスが少なく使用できます。
・メールチェックやネット検索にはなんとか使用出来るでしょう。
■ヤフオク!出品(追記:2015/3/26)
・少量ですが、SOL313-0 SATA-mSATA Converter基板 をヤフオク!へ出品しました。
■ご注意
・この基板はsoltec41が個人的な興味で作ったものであり、使用の結果を保証
するものではありません。
・SSDなどの種類により相性が悪く性能が出ない場合があるかも知れません。
・この変換基板を使った事により不具合が発生しても自己責任として解決願います。
*** 続く? ***
・次回は、IDEポートの横の空きパターンなどに挑戦できるのでしょうか??
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by soltec41 | 2015-03-16 00:21 | HP Compaq | Comments(0)