VSWR Bridge のパターンの一部分を変更すると共にフタ?を付けました。
・抵抗のパッドを部品に合わせ、3225サイズに変更しました。
・R3のホット側のパターンを修正し容量不足を解消しました。
・裸では寒いので、フタ?を付けました。(でも未だ涼しく冬向きではありません)
・改良前の記事 SOL514-0 も参照下さい。
■新しいVSWR Bridge (SOL514-1)

・本当はケースに入れたいところですが、良いアイディアがなく取り敢えず
トランスなどの内臓に触れないようにプリント板によるフタを付けました。
■新プリント基板 (SOL514-1)

・R1,2,3 のパッドを 3225サイズへ修正しました。
・R3のホット側のライン面積を広げ容量の補正をしました。
・左側は、フタに使用するプリント板です。
■回路図

・回路図を追加しました。(2018/02/04)
・回路はSOL514-0と同じで、プリントパターンのみの変更です。
■組立て

・プリント基板は1.2mm厚ですが、使用するSMAコネクタは1.6mm厚の
プリント基板用です。
・コネクタの取付けはベタアース側に紙を挟み、コネクタの芯線側が
パターンに密着するように半田付けします。
・また、コネクタがプリント基板に対し曲がらない様に取付けます。
・部品面のSMAコネクタの各端子を半田付け後、このベタアース側の
端子も半田付けします。

・49.9Ωの抵抗3本を取付けます。

・トランス T1,T2を作ります。
・今回は、T2の線径を0.23mmに変え巻数を1ターン増やしてみました。
・使用したコアーの材質は
T1 ------- TDK BF30-3.5x5x1.3
T2 ------- 頂いた情報によると、このコアーの材質は、
TDK HF70BB5.5X5X2.5 かも知れません。
・R3のホット側には、T1の2本線側を接続します。
・T1,T2 は、2液性のエポキシ接着剤で固定します。
・T1,T2 の巻線は、接着剤など付けず何も固定していません。
(容量性の物を付けると特性が変わるようです)
■特性の補正

・例によりストレーキャパシティを利用し特性の補正を行います。
・前回とほぼ同様の補正板で特性を改善することができました。
■フタ(カバー)の取付け

・保護のためのフタ(カバー)を取り行けます。
・蓋をつけることによりストレーキャパシティが若干変化し
特性が変化するので確認が必要です。
・隙間から補正板による更なる補正が行えます。
■特性例

・今回作ったブリッジの特性例です。
・今回は、144MHz帯程度までの方向性を重視し60dB前後の
方向性を得られました。(「鰯の頭も信心次第」ですが・・・・)
・T2の巻数増加(1t)による低域周波数の特性変化は殆どありませんでした。
■RF Analyzre との接続

・フタ(保護カバー)が付いたので安心して使えるようになりました。
■ご注意
・この基板はsoltec41が個人的な興味で作ったものであり、使用の結果を保証
するものではありません。
・RF回路なので使用部品や組立て方で性能が出ない場合があるかも知れません。
・この変換基板を使った事により不具合が発生しても自己責任として解決願います。
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▲ by soltec41 | 2017-12-18 00:19 | RF基板 | Comments(1)