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今年も宜しくお願い致します

今年も宜しくお願い致します_f0175344_11425360.jpg
   2018.01.01 08:06                               自宅付近にて
    
● 今年も宜しくお願い致します。





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# by soltec41 | 2018-01-01 11:52 | その他 | Comments(2)

少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)

VSWR Bridge のパターンの一部分を変更すると共にフタ?を付けました。

・抵抗のパッドを部品に合わせ、3225サイズに変更しました。
・R3のホット側のパターンを修正し容量不足を解消しました。
・裸では寒いので、フタ?を付けました。(でも未だ涼しく冬向きではありません)
・改良前の記事 SOL514-0 も参照下さい。



■新しいVSWR Bridge (SOL514-1)
少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_18262246.jpg
・本当はケースに入れたいところですが、良いアイディアがなく取り敢えず
 トランスなどの内臓に触れないようにプリント板によるフタを付けました。
 

■新プリント基板 (SOL514-1)
少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_1826455.jpg
・R1,2,3 のパッドを 3225サイズへ修正しました。
・R3のホット側のライン面積を広げ容量の補正をしました。
・左側は、フタに使用するプリント板です。


■回路図
少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_1735844.jpg

・回路図を追加しました。(2018/02/04)
・回路はSOL514-0と同じで、プリントパターンのみの変更です。


■組立て
少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_18271183.jpg
・プリント基板は1.2mm厚ですが、使用するSMAコネクタは1.6mm厚の
 プリント基板用です。
・コネクタの取付けはベタアース側に紙を挟み、コネクタの芯線側が
 パターンに密着するように半田付けします。
・また、コネクタがプリント基板に対し曲がらない様に取付けます。
・部品面のSMAコネクタの各端子を半田付け後、このベタアース側の
 端子も半田付けします。

少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_18285685.jpg
・49.9Ωの抵抗3本を取付けます。

少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_18294374.jpg
・トランス T1,T2を作ります。
・今回は、T2の線径を0.23mmに変え巻数を1ターン増やしてみました。
・使用したコアーの材質は
 T1 ------- TDK BF30-3.5x5x1.3
 T2 ------- 頂いた情報によると、このコアーの材質は、
     TDK HF70BB5.5X5X2.5 かも知れません。
・R3のホット側には、T1の2本線側を接続します。
・T1,T2 は、2液性のエポキシ接着剤で固定します。
・T1,T2 の巻線は、接着剤など付けず何も固定していません。
 (容量性の物を付けると特性が変わるようです)

■特性の補正
少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_1830957.jpg
・例によりストレーキャパシティを利用し特性の補正を行います。
・前回とほぼ同様の補正板で特性を改善することができました。


■フタ(カバー)の取付け
少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_18312634.jpg
・保護のためのフタ(カバー)を取り行けます。
・蓋をつけることによりストレーキャパシティが若干変化し
 特性が変化するので確認が必要です。
・隙間から補正板による更なる補正が行えます。


■特性例
少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_18443751.jpg
・今回作ったブリッジの特性例です。
・今回は、144MHz帯程度までの方向性を重視し60dB前後の
 方向性を得られました。(「鰯の頭も信心次第」ですが・・・・)
・T2の巻数増加(1t)による低域周波数の特性変化は殆どありませんでした。


■RF Analyzre との接続
少し改良した VSWR Bridge (SOL514-1)_f0175344_18321333.jpg
・フタ(保護カバー)が付いたので安心して使えるようになりました。




■ご注意
・この基板はsoltec41が個人的な興味で作ったものであり、使用の結果を保証
 するものではありません。
・RF回路なので使用部品や組立て方で性能が出ない場合があるかも知れません。
・この変換基板を使った事により不具合が発生しても自己責任として解決願います。





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# by soltec41 | 2017-12-18 00:19 | RF基板 | Comments(1)

Record of VSWR Bridge for RF Analyzer

VSWR Bridge と RF Analyzer を組合せた記録です


●VSWR Bridge と RF Analyzer を組合せたときのデータを記します。



■RF Analyzer and VSWR Bridge
Record of VSWR Bridge for RF Analyzer_f0175344_17211937.jpg
・VSWR Bridge を RF Analyzer と接続して方向性を測定しています。
 

■RF Analyzer 自身の低域周波数の特性
Record of VSWR Bridge for RF Analyzer_f0175344_1726846.jpg
・先ず RF Analyzer の低域周波数の特性を見てみます。
・RF Analyzer の RF OUTPUT と RF INPUT を直接接続したときの周波数特性で、
 設定周波数は、0 - 100kHz です。
・おおよそ 20kHz からフラットな特性が得られているようです。
・20kHz 以下の特性は、DDSのトランスの低域特性と AD8307 の入力回路の
 低域特性やALC回路の応答性などが影響しています。


■VSWR Bridge の低域周波数の特性
Record of VSWR Bridge for RF Analyzer_f0175344_17263634.jpg
・VSWR Bridge を接続して DUT端子をオープンにしたときの低域周波数の特性です。
・設定周波数は、0 - 1MHz です。
・おおよそ 400kHz からフラットな特性が得られており 475kHz帯のハムバンド
 から使用できそうです。


■VSWR Bridge の方向性
Record of VSWR Bridge for RF Analyzer_f0175344_17275383.jpg
・設定周波数 400kHz - 55MHz の方向性です。
・私が固く信じた? 50ohm の終端抵抗を DUT端子に取付けました。
・全帯域に渡って 50dB 以上の方向性が得られ、 400kHz - 55MHz で
 問題無く使用できそうです。


■VSWR 1.5 および 2.0 の終端抵抗での確認
Record of VSWR Bridge for RF Analyzer_f0175344_17282631.jpg
・VSWR Bridge の DUT端子をオープンにしたときのリファレンスラインです。
Record of VSWR Bridge for RF Analyzer_f0175344_17285411.jpg
・75ohm(VSWR 1.5) の終端抵抗を接続したときの表示で、リファレンスラインとの
 差は約14dB です。
Record of VSWR Bridge for RF Analyzer_f0175344_17293452.jpg
・100ohm(VSWR 2.0) の終端抵抗を接続したときの表示で、リファレンスラインとの
 差は約9.5dB です。
・使用したそれぞれの終端抵抗は、自作の物ですがこの周波数帯ではチップ部品を
 使用して短く配線しておけばほぼ特性に問題は無いでしょう。
・この VSWR Bridge は問題無く使用できそうです。


■ANT のVSWR測定
Record of VSWR Bridge for RF Analyzer_f0175344_17312477.jpg
・実際のアンテナを測ってみました。とは言ってもアンテナがありません。
・テスト用に仮の怪しげなアンテナを作ってみました。
・グラスファイバーの釣竿にその辺に転がっていた 2.8m ほどのビニール電線(青色)を
 軽く巻き付けたもので、アースは白い細い線でアルミサッシの窓枠に接続してあります。
・我が家は、古い建物なのでアルミサッシが接地されていました。
Record of VSWR Bridge for RF Analyzer_f0175344_1731275.jpg
・測定結果です。周波数範囲は 10MHz から 30MHz に設定されています。
・右上に表示されている数値が測定値です。
 上の列に最大値のレベルと周波数が表示され、
 中の列に最小値のレベルと周波数が表示されています。
 下の列は、最大値(-12.24dBm)と最小値(-45.29dBm)の差(33.05dB)で
 計算された VSWR値 SWR=1.05 が表示されています。
・アース抵抗も高いと思われますが、そのせいかインチキアンテナでも
 良い VSWR が得られています。
・21MHz帯のハムバンドには少し周波数が高いようで、もう少しエレメントを
 長くするか巻き付けの密度をあげる必要がありそうです。
・測定データは、UP スイッチを長押しすると新しいデータに更新され
 調整の途中で重宝します。



■ご注意
・この基板はsoltec41が個人的な興味で作ったものであり、使用の結果を保証
 するものではありません。
・RF回路なので使用部品や組立て方で性能が出ない場合があるかも知れません。
・この変換基板を使った事により不具合が発生しても自己責任として解決願います。






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# by soltec41 | 2017-11-06 23:57 | RF基板 | Comments(0)

DDS基板(SOL506-1,SOL504-1)の定数変更

DDS基板(SOL506-1,SOL504-1)の定数を一部変更しました


●ALC回路の応答特性を改善するための変更です。
●落札して頂いた方に提供している部品リストに誤記がありましたので訂正しました。



■回路定数の変更と部品リストの訂正
DDS基板(SOL506-1,SOL504-1)の定数変更_f0175344_17172941.jpg
・ALC回路の応答特性を改善するために定数を変更しました。
・回路の例は、SOL506-1で、C9の容量を0.1uF から 0.001uF に変更しました。
・SOL504-1も同じ箇所(C13)を同様に変更します。
・この変更は、「Antenna Analyzer」モードでの測定時にDDSからRF信号が
 出力される立上り時にALC回路の応答時間を縮めるための変更です。

・部品リストの訂正箇所は、トランス出力の場合に出力端子を終端する 51Ω
 (SOL506-1 R13,SOL504-1 R1)を取付けるとのリストになっていましたが
 実際には取付けません。(ご指摘いただいた方 有難うございました)


●DDS基板を含む落札をして頂いた方々は、再度参考資料をダウンロードして
 ご利用下さい。
●当該ブログ記事の回路図も修正したものに差替えました。
●JA2NKD OM の作られたスケッチも RF Analyzer bug fix (Ver1.08)
 Ver UP され、更に快適になりました。



■ご注意
・この基板はsoltec41が個人的な興味で作ったものであり、使用の結果を保証
 するものではありません。
・RF回路なので使用部品や組立て方で性能が出ない場合があるかも知れません。
・この変換基板を使った事により不具合が発生しても自己責任として解決願います。




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# by soltec41 | 2017-11-05 18:06 | RF基板 | Comments(0)

VSWR Bridge(SOL514-0)

VSWR Bridge(SOL514-0)を紹介します


・ブログへの投稿が遅くなりましたが写真などが揃いましたので紹介します。
・RF Analyzer 用としては、55MHz まで使用できれば良いのですが
 475kHz から 430MHz 程度まで使用できそうな特性が得られました。
・方向性は、40dB 以上を目標にしました。(35dB 以上あればアマチュア的にはOK?)


■VSWR Bridge(SOL514-0)
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_15113097.jpg
・諸先輩のブログを徘徊し、2個のバランを使用する回路で実験しました。
・使用周波数は低いのですが小型化出来る SMA タイプのコネクタを使用しました。
・ブリッジ回路のR1,R2,R3の抵抗は、3216サイズで設計したパッドですが
 入手できたチップ抵抗は3225サイズなので若干サイズ違いです。
・上側に写っているのは、試験に使用した 50Ω の終端抵抗でこの中の1個を
 基準の負荷抵抗にしました。
   Hirose HRM-601S Hirose HRM-601S の仕様が見つからず、電気的特性が
  ほぼ同じ HRM-601A の仕様です。(4GHz まで VSWR 1.08以下)
   STACK T91241 (8GHz まで VSWR1.1 以下)
・どの終端抵抗を基準とするのかは少し重要です。


■回路図
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_1631784.jpg
・ブリッジ回路の抵抗は、49.9ΩF(±1%) を使用し、3個の抵抗値が
 できるだけ近い物を選別して使用しました。
・実験の結果、回路図のように抵抗ブリッジ側に強制バラン(T1)、
 RF OUT側にフロートバラン(T2)を接続する事で良い特性が得られました。
・コアーは、T1が TDK BF30-3.5x5x1.3で、T2は品名および
 購入先不明(失念)のΦ5.5x5x2.5の品物でμは大きいようです。
  T1 Φ0.2UEW 3本 4t (TDK BF30-3.5x5x1.3)
  T2 Φ0.29UEW 2本 6t (Φ5.5x5x2.5) --- 2017/10/31 線径訂正
・方向性は、このバランのコアー材質や巻数、巻き方やストレー容量で
 変化し試行錯誤の連続になります。(暇つぶしには最適)
・巻線の様子は、写真を参考にして下さい。
・回路図に間違いがあり訂正しました。(2018/02/04)


■構造
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_16171339.jpg

VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_15132834.jpg
・プリント板の寸法は、50mmx25mmx1.2t です。
・R3のホット側は、グランド間の容量が不足していたので
 金属片(補正板 0.1mm薄板)が付けてあります。
・R3のホット側には、T1の2本線側を接続します。
・T1,T2 は、2液性のエポキシ接着剤で固定します。
・T1,T2 の巻線は、接着剤など付けず何も固定していません。
 (容量性の物を付けると特性が変わるようです)


■特性
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_15145221.jpg
・一つ上の写真の状態での特性です。
・低い周波数から500MHzまで38dB以上の方向性を
 得られています。(このままでも良いかも・・・・)
・HF帯から144MHz,430MHz帯のアマチュアバンドは、
 40dBをクリアしています。


■特性の補正
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_15155784.jpg

VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_15161676.jpg
・T2の巻線の上に容量補正板を付けてみました。
・調整は、容量的な補正が主なので部品に指先を近付ける事で
 判断が出来ます。(経験を基にした実にアナログ的!調整方法)


■補正後の特性
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_15173162.jpg

VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_1853334.jpg
・4個の終端抵抗それぞれをDUTコネクタに接続した特性で、
 各々の終端抵抗により方向性の特性が違っています。
・左上の HRM-601S_A の直流抵抗値がブリッジの抵抗(R1,R2,R3)
 の値(49.95Ω)に近いので、低い周波数での方向性が良くなっています。
・抵抗値は、TakedaRiken TR6841 で測った値です。
・このHRM-601S_Aを、私の基準にすることにしました。
・校正された特性の良い終端抵抗を得ることは難しいので
 これを基準と信じるしかありません。(信じる者は救われる?)
・あまりこの基準の事にこだわっていると先に勧めません。
 それ程厳密に考えなくてもアマチュア的には、大きな問題は
 生じないでしょう。


■低域周波数の特性
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_151981.jpg
・周波数スパン 5MHz で測定した特性です。
・低域は、457kHz から使用できそうです。
・更に低い LF帯(135kHz)は、コアーの材質や巻数を検討すれば
 使用できるようになるでしょう。
・短波帯は、50dB 以上の方向性が得られているので
 上出来と思います。


■ミスマッチ終端での確認
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_1521364.jpg

VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_15222182.jpg
・上側の写真は、自作した100Ω(VSWR 2)および75Ω(VSWR 1.5)の終端で、
 100Ωは200Ωのチップ抵抗をパラ、75Ωは150Ωのチップ抵抗をパラにしてあります。
・特性は、それぞれ大きな問題は無いようです。


■特性の測定
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_15231912.jpg
・スペアナによる特性の測定中。
  スペアナ:Anritsu MS2683A(自作トラッキングジェネレータ内蔵)
・内蔵したトラッキングジェネレータの自作には、ネット上の諸先輩方の
 情報を参考にして作り、大変便利に活用させて頂いております。(感謝)


■RF Analyzer での確認
VSWR Bridge(SOL514-0)_f0175344_15242482.jpg
・BNC-P ---- SMA-P ケーブルを使用し RF Analyzer での確認。
・このまま裸でも使用できそうですが、何かケースに入れたほうが良いでしょう。



■ご注意
・これらの基板はsoltec41が個人的な興味で作ったものであり、
 使用の結果を保証するものではありません。
・RF基板なので使用部品や組立て方で性能が出ない場合が
 あるかも知れません。
・この基板を使った事により不具合が発生しても自己責任として
 解決願います。




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# by soltec41 | 2017-10-27 23:16 | RF基板 | Comments(0)